乙女ごころときめくシスター社のデザイナーさんへ直撃インタビュー
乙女ごころときめくシスター社のデザイナーさんへ直撃インタビュー
一目見てメルヘンな世界に釘付け。ヨーロピアン風だけどどこか昭和レトロも感じるデザインと色合い。
みんな大好きシスター社。
私が紹介するまでもなくすでに有名なブランドさんなのですが、
改めてどんなブランドなのか?そしてどんな思いやコンセプトを持っているのか?
この度インタビューをさせていただきました。
ぜひ御覧ください。
目次
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シスター社のブランド立ち上げのきっかけ
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シスター社の世界観やテーマとは?
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シスター社が着物ユーザーに愛される理由とは?
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シスター社のロングヒット商品
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2022年相方デザイナーの脱退をうけて
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シスター社の今後とこれから
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シスター社の製品はどこで買える?
以下インタビュー形式でお届けします。
1.シスター社のブランド立ち上げのきっかけ
ブランカ:よろしくお願いいたします。シスター社さんはブランド立ち上げされたのはいつごろですか?
ブランド立ち上げのきっかけなどあれば教えてください。
Ricoさん:シスター社の立ち上げはかれこれ13年以上前なので2009年ごろでしょうか。
もともとアクセサリーデザイナーとして別々に活動していたRicoとHANNAH出会って意気投合し、一緒にやろうか、と二人組でブランドを作ることになったんです。
ブランカ:そうなんですね。二人で活動されて長い歴史がありますね。制作活動はどちらかがデザインして、もう一人が制作する、といったように分業されているんですか?
Ricoさん:いいえ、ふたりともデザインと制作を両方各自で行うので作品づくりは別々なんです。
お互い好きなものを作っているという感じです。
ブランカ:え〜、てっきり分業されているのかと思ってました。
二人ばらばらに作っていてもシスター社の世界観は統一感がしっかりありますね。
お互い好きなものや趣味が似ていたんですね。
Ricoさん:はい、そうかもしれません。
<2.シスター社の世界観やテーマとは?
ブランカ:シスター社さんは独自の世界観が完成されていますが、ブランドのコンセプトやテーマを教えていただけますか?
Ricoさん:おもちゃ箱をひっくり返したような世界がテーマですね。いい意味でごちゃごちゃしている、と言いますか。あとプラスチックパーツが好きで金属ではなくプラスチックパーツを多用しています。
ブランカ:ユニークなパーツが多いですよね。こんなデザインみたことない!というものが多いです。
パーツの仕入れも自分たちでされているんだろうな、と思いましたが、どんなところから仕入れているんですか?
Ricoさん:そうですね。アクセサリーパーツは自分たちで探すんですけど、ほんとうに様々で。
海外のインポートやアンティークのものもあれば手芸屋さんだったり、あまり決めてないです。あの手この手で探しています。
ブランカ:それも大変そうですが、こだわりですね!
シスター社のパーツは個性的で眺めているだけで楽しくなるものばかり。
ほぼすべてが一点ものなのでコレクションのように集めたくなってしまいます★
<シスター社ブログより>
3.シスター社が着物ユーザーに愛される理由とは?
ブランカ:私がシスター社を知ったきっかけはおそらく3〜4年前くらい?着物のインフルエンサーの人たちがこぞってシスター社のアクセサリーを着物にあわせておしゃれにつけているのをSNSで見て知りました。もともと着物に合わせるアクセサリーを作ろうと思ってシスター社を始めたんですか?
Ricoさん:実はそんなことなくて…最初は着物に合わせる人がいるなんて思ってもいませんでした。
そんなとき雑誌の「KIMONO姫」に掲載していただいたことで着物を着る人への認知度が上がった気がします。そのあと着物デザイナーの重宗玉緒さんがシスター社をコンセプトにした着物をデザインしてくださって、より一層着物ユーザーさんに知っていただける機会が増えました。
着物のユーザーさんがここまで買ってくださるとは考えてもいませんでした。
ブランカ:重宗玉緒さんとコラボもされているんですね!
その影響もあり着物ユーザーさんでシスター社のファンが多いんですね。
たしかに重宗玉緒さんは着物だけでなく洋服も積極的にデザインされてますし、既成概念に囚われないものづくりをされている印象があります。
シスター社さんのデザインと相性がいいのも頷けますね。
Ricoさん:はい、重宗玉緒さんとは数回にわたりコラボしています。
ブランカ:シスター社の商品を愛用しているお客様は着物ユーザー以外にもたくさんいると思いますが、シスター社の売れ筋商品はありますか?
Ricoさん:難しいですね。まんべんなく売れている印象があるので。
ブランカ:ピアスやネックレス、ブローチ、リング、ベルトなどいろんなアイテムがありますが、まんべんなく売れているということですか?
Ricoさん:はい、そうですね。どのアイテムが一番!とかはないです。ただ、人形がついているシリーズはとくに人気がありますね。
ブランカ:人形の、あ〜!かわいいですよね!それぞれに使用している人形も一点ものですよね。このパーツはどちらから仕入れてるんですか?言える範囲でいいのでもし、よければ教えて下さい。
Ricoさん:ヨーロッパのインポートの人形を仕入れてますね。原産国はオランダのものが多いです。オランダのお土産屋さんに売られている人形のパーツなどを使うことが多いですね。
シスター社売れ筋の人形モチーフのアクセサリー
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※商品の在庫はシスター社の通販サイトでご確認ください。
ブランカ:他にもリンゴベルトやバラモチーフのブローチなども人気なのかな?と思っていました。
Ricoさん:リンゴベルトはHANNAHのデザインです。ずっと人気でしたが今のところ再販の予定はありません。
HANNAHが実は最近引退しまして・・・。バラブローチもたしかにずっと人気がありますね。
シスター社の人気アイテム↓
バラブローチ
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リンゴベルト
これなら着物にも洋服にもどちらにも使える♫POPでレトロなデザインがいい〜。
私もほしい〜
5.2022年相方デザイナーの脱退をうけて
ブランカ:えっと、さらっとおっしゃいましたが2人組でやっていたHANNNAさんはシスター社を辞められたんですか?
Ricoさん:そうなんです、2022年の4月ごろなのでわりと最近ですね。
そろそろ引退したい、という話になり、今は私一人で活動しています。
ブランカ:それは知りませんでした!
お一人だとデザインや制作はもちろん、ネットショップの運営など大変ではないですか?
Ricoさん:そうでうね、もともと二人で活動していたときもネットショップやSNSの管理などは私がやっていた部分が多かったので、まあ、なんとかなってますね。
6.シスター社の今後とこれから
ブランカ:シスター社は今現在もRicoさんだけで動いてていると思いますが、2人で活動されていたときと変わっていくことなどあると思いますか?
Ricoさん:どうでしょう。あまり先のことはわかりませんが、マイペースにこれからも変わることなく続けていこうと思います。
ブランカ:今後も新作楽しみにしています!お時間いただいてありがとうございました。
インタビュー終了
7.シスター社の製品はどこで買える
さて、ここまで読んでいてシスター社のアクセサリーはどこで買えるの?
と思ったそこのあなたに朗報です。
シスター社のアクセサリーはWEBショップBASEからオンラインで購入可能です。
シスター社 ショップサイト→ https://sistersha.thebase.in/
その他一部、下記の雑貨店などにも卸しています。不定期入荷で品量もマチマチなのでお探しの商品などはお店にお問い合わせしてくださいね。
【MademoiselleYako】台東区蔵前→https://www.instagram.com/mademoiselleyako/
前述したとおり一点物も多いので気に入ったものはお早めにチェック&購入がおすすめです。
その他、最新の情報はシスター社のTwitterやインスタグラムを御覧ください。
・シスター社公式インスタグラム→https://www.instagram.com/p/CcP3I1-P5vE/
・シスター社Twitter→https://twitter.com/sister_sha
いつかシスター社の製品をスタイリングで使いたいな、と考えていた私。
構想を膨らませていく中で、平和をイメージした作品を作りたいと構想、その作中の着物に合わせるアイテムの一つとしてシスター社のブローチを使わせていただきました。それがこちら↓
私が購入商品はこちら↓
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同じものの再販はないのであしからず。
<作品撮りのきっかけとなったこと>
2022年2月ロシアのウクライナ侵攻のニュースが流れ世の中に不穏な空気が漂いはじめ、ウクライナの情勢が日増しに窮迫することを痛ましく感じていました。そんな中、一般市民から著名人に至るまでSNSで「戦争反対!」の言葉や反戦への意思表示を発信しているのをみているうちに私なりの表現方法で反戦への意思表示ができないか?と考えました。
1969年のベトナム反戦運動のヒッピーたちからインスパイアされた着物スタイルの発想
アメリカで生まれたヒッピーカルチャーはベトナム戦争に反対する若者達による社会運動として知られています。
「ラブアンドピース」をスローガンに掲げたヒッピーカルチャーは生き方そして、思想、ファッション、音楽など様々なジャンルに派生していきました。
徴兵や派兵に反対した当時の若者達。自然と自由と平和と愛する思想や生き方はときに過激で反社会的だったのかもしれません。
ドラッグも蔓延していたし。すべてがよかった時代とは思わないけれど反戦運動が歴史的に名を刻むカルチャーになり、今でも愛されるファッションとして昇華したことがすごいな〜と思っていて、個人的にも目が話せないファッションジャンルの一つです。
1960年代のヒッピーの人々(無料素材よりお借りしました)
シスター社のウクライナへの人道支援募金をみてきっかけに
そんなヒッピーファッションを着物に落とし込めないか?
と着想していてあれこれとスタイリングする小物をかき集めていたとき偶然、シスター社のウクライナ支援の製品が私の目に止まりました。
帯締めがわりに使われているリンゴのゴムベルト「ウクライナカラーバージョン」
ウクライナ応援カラーの#リンゴベルト 1本につき売り上げから¥500をウクライナの人道支援のための募金に寄付します。というシスター社の記事をみつけ 、「そうか、私も小さなことから反戦アクションできないだろうか?60年代のヒッピーたちのように。と思いました。
そこから作品になるまではあっという間。こんな素敵な作品に仕上がりました。
ブランカのインスタグラムのフィード投稿にてウクライナ人道支援募金キャンペーンをいたします。
そう、私も小さな小さな支援ではありますがウクライナ人道支援募金への寄付をすることを決めました。
詳細は下記のとおりです。
下記の投稿へいいね!するとウクライナ人道支援募金への寄付されます。
<内容>1いいね!=5円の寄付
<期間>6月30日まで
<支援先>
これは私のポケットマネーから出るものなのですが、金額を決めかねてしまいました。日頃多くのフォロワーさんに発信を続けている身としては1人でも多くの人にことの投稿をいいね!と思い、シェアや拡散をしていただくことが大きなパワーになる!してもらえたら嬉しいです。
寄付キャンペーンをしている投稿はこちら↓
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多くの着物インフルエンサーが私物としてシスター社のアクセサリーを愛用していてかねてから大人気のシスター社。
素性も知れぬ私が突撃送信したDMやメールのメッセージに対しご丁寧にお電話くださったシスター社のRicoさんのご厚意に感謝いたします。